今週のお題「秋服」
今週のお題について書こうと思います。
秋服ですか。。。
難しいですよね。何か欲しい、けど必要なのか?
着られる時期短くない?とか。
その昔、私は販売員として勤務している時代がありました。
ハウスマヌカン(死語)の時代よりは後でしたが、
販売員が憧れの職業だった頃です。
現在では違うようで。。
私にとって洋服の販売の仕事は天職だと今でも思っています。
洋服に限らずですが、対面で物を販売するということが、
楽しくて仕方がなかったのです。
作法やテクニック、洋服の蘊蓄に至るまで、勉強し実践することがとても楽しく、
今思い出しても濃い時間を過ごしていたと感じます。
その後店長になり、大企業の社長を相手に
高級スーツやオーダースーツを販売するブランドで勤務したり、
アメリカンカジュアルの老舗ブランドで勤務し130店舗ある中で
ディスプレイコンテスト4位になったこともありました。
(自分の数少ない自慢の1つです)
そんなアパレル業界にいた者の端くれとして、
専門家の見地から物申したい!!
などというようなことは一切ございませんが、
洋服は好きなように着ることが大切だなととても思います。
大好きな洋服人のシトウレイさんの言葉で、
「なにを着るかよりどう着るか」
という言葉が今も自分の中でいちばんのパワーワードだと思っています。
秋の洋服というのはどうしても着られる時期が限られてきます。
その短いと思える旬にこそ、洋服を着ることの楽しさがあるなどと、
思ったりもしないこともないのですが、
現実問題、
秋だけの洋服を購入することができる人ばかりではないのが現状です。
となると、どうするのか。
①春も着られる素材、カラーのもの
②秋はアウター、その先はインナー使いできるもの(レイヤードできるもの)
③流行り廃りのないデザインのもの
秋服を購入するということは
このような条件をクリアしないとならないという、高いハードルがあるわけです。
ましてや、その先に控える
冬服
というモンスターや、
レザー、ブーツ
などといった秋から冬にかけて圧迫する高単価商材は、手を緩めてはくれません。
ですので、メンズだと、
パーカー(今フーディーとかいうのね)
買いがちな気がします。
着こなしの幅も広く、用途も多い。何着あってもいいですからね。
気づいたら何着もパーカー(フーディー)※和製英語と英語の違いでした。。調べました。。
があったりするのではないでしょうか?
シトウレイさんのいう、
何を着るかではなく、どう着るか。
本来の意味では、ブランド物だってそうでなくたって、
それを着る人の個性や想いがあって、
どうやって着るのか、がファッションの本質なのだ。
ということだったかと思うのですが、
何を着るかではなく、どう着るか
この言葉の中にも
秋服を楽しむKUFU(工夫)※RHYMESTER!!
があるように思うのです。
…具体的にアドバイスできたりするわけではないですが。。
そうやって洋服のことを考えることが、
何より楽しいのだろうなと、
毎日全身黒ずくめの
同じような服を着る私は思います。